平成20年2月28日(木)、麻生区社会福祉協議会、麻生区保健福祉センター主催
『介護者のつどい』に当ステーションの山本看護師が講師として招かれ、
在宅介護における「清潔と排泄」をテーマにお話をさせていただきました。
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参加者は、現在介護をされている方やOBの方、 介護を受けているご本人、これから初めて在宅介護を 始められる方やボランティアの方など、約20名の皆様です。
訪問看護師として地元・麻生区で在宅介護に携わった8年間の 経験をもとに、事例を交えてお話しました。 |
≪排泄について≫
排泄に関わる事はとてもプライベートなことであり、ケアの上での配慮は欠かせません。
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頻繁に便意を催す症状にある方がいました。 しかし、自分自身の恥ずかしさや介護する方への遠慮から その都度言い出せずことが出来ず、つい我慢をしてしまい、 便秘症になってしまいました。 それだけでなく、迷惑を掛けたくないという思いから外出しなく なり、自宅に引きこもるようになってしまったそうです。 更には、いっそ排泄をしたくないという思いから極端に飲食を |
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控えてしまい、脱水、低栄養になってしまった方もいらっしゃいます。
また、気管切開をしていて声を発することが困難などの身体的な理由から
便意や尿意をうまく伝えることが出来ない場合もあります。
このように、排泄のケアに関しては精神的なフォローがとても重要となるのです。
介護する側にできることのひとつとして、
「一日の排泄状態を、一週間徹底して観察・記録する」という方法があります。
※山崎摩耶著『在宅ケアの智恵袋』(講談社)より
排泄の時間や状態等から傾向をつかみ、
どんな時にトイレに行きたいのかを把握します。
同時に、トイレまでの距離、便器の向き、手すりの位置、和式or洋式、
開き戸or引き戸、ドアノブのかたち、ポータブルトイレの有無等の環境整備、
ズボンや下着を下げる、便器に座るなどの排泄動作を確認することで、
失禁の原因を探ることにもつながります。
≪清潔について≫
一般的な清潔のケアというと、入浴や洗髪、清拭などが挙げられますが、
忘れがちなのが、爪切りや目やに、耳掃除などのこまかな部分のお手入れです。
普段は何の気なしに手入れをしているところですが、
相手の事となると見落としがちです。
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リウマチによる痛みのため、動きたくないという気持ちから 部屋に閉じこもり、入浴できない方がいらっしゃいました。 それが、介護者の方の手を借りながら自力でお風呂場まで行き、 入浴することができるようになると、 まず「お風呂まで歩けた!」という自信を取り戻しました。 そして、きれいになったことで気持ちが前向きに変化し、 外出をするようになったり、以前より食欲も出てきました。 |
自分自身で清潔を維持できなくなることで、精神的にも肉体的にも
萎え衰えてしまうことになりかねません。
逆に言えば、きれいになることで気持ちが前向きになり、
身体的な機能の回復にも結びつきます。
適切な排泄のケアと清潔の維持は、身体機能の低下を防ぐだけでなく、
介護される方の自尊心とその社会性を守ることに繋がるのです。
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講演後、参加者の方々のお話をお伺いすることができました。
それぞれに抱える悩みや体験に皆様真摯に耳を傾け、時には意見を投げかけたりと
盛り上がりました。
在宅介護を取り巻く状況は、本当にひとつとして同じケースは無く、
「これでいいのだろうか」と思いながら、皆様自分なりに努力しておられます。
「もっと介護に関する情報を」とは誰もが思ってらっしゃることだと思います。
このような在宅介護に関わる方たちが集まる機会というのは
本当に貴重なものだと感じられました。
また、この会に参加することさえ、時間をやり繰りして
やっと来られたという方も少なくありません。
外出もままならぬ中で、どうのように情報を得るかは大きな問題です。
私たち介護事業者も、ただサービスを提供するだけではなく、
必要な情報の提供、相談業務に関して、もっと気軽にわかりやすくいようなしくみを
作り上げていかなければいけないのではないかと痛感しました。
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こちらは当ステーションの 看護師手作り(!?)の フェルト素材で出来た 『内臓模型』です。 各臓器はマジックテープで 取り外しできます★ 「あさお福祉まつり」に引き続き、 今回も皆様興味深々のようでした♪ |

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