寄り添うことは呼吸を合わせ同じ歩調で歩くこと ~ サービス提供責任者 S ~

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  2007/09/28 9:04

私が高齢者の方の介護活動で特に大切にしていることは『相手の方に寄り添うこと』です。

例えばお話を聞くときには正面ではなく横にすわり、相手の方の口調や空気感に合わせていると不思議とご高齢者の方の気持ちがなごんで安心してくるのがわかります。

介護保険においては“散歩など、目的がなくヘルパーと一緒に歩くこと” はサービスの対象外なのですが、周りの移り行く景色を眺めながらヘルパーが歩調を合わせてゆっくりと一緒に歩くことで、ご高齢者の方が昔のことを思い出したりしながら安心し落ち着かれることがあるのです。それだけ誰かが呼吸や歩調を合わせてくれることは大切なのですね。
そしてそんな穏やかな横顔をみていると、一緒に歩いている私のほうが癒されていくのです。

先週末は高校時代からの友人と鎌倉の大谷記念美術館をたずねました。
途中、電車に乗っているときや歩いているときに仕事や家族からの電話が入り、電話している間約2時間も彼女を待たせてしまいました。

ところが彼女は気にする様子もなく、気持ちよく待っていてくれたのです。そのときに「ああ、私は今、彼女に寄り添ってもらっているんだなあ」と感じました。

帰宅後その友人からメールをもらったのですが、そこには『あなたと歩いていると、私と歩調が一緒でとても自然でいられて嬉しかった』とありました。

寄り添うことは呼吸を合わせ歩調を合わせること、そしてそれはきっとお互いにとってとても自然でおだやかにいられることなのだと思います。

 

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