オリンピックも終盤になってきました。
活躍した選手はみなインタビューの中で『家族や周囲の方たちのおかげです。今まで支えてくれた人たちに感謝したい。』と話しています。
先日、とても感動したことがありました。
私の友人の話です。
私と知り合った当時は健常だった彼女ですが、会わずにいた12年の間に片方の目がほとんど見えなくなり、もう片方の目もかすかに見えるほどに視力が弱くなっていました。
この間には、多くの中途失明者がそうであるように、彼女は自分自身を悲しみ、自ら人生を終えることを考えるほどに、深いショックの時期を過ごしたと話していました。
そんな時に彼女が出合ったのが“ブラインドダンス”。
ブラインドダンスとは、視覚障害者のソーシャルダンスです。
彼女は熱中し、練習を重ねて4年前からは全国大会に出場するまでになりました。
先日、『次回の全国大会に出場する際に着る新しいドレスが出来上がったので、一緒にお店に見に行こう』と誘われ、飛んでいきました。
駅からお店まで一緒に歩いたのですが、視覚障害者とは思えぬほど、すっすっと歩く彼女を見て、とても驚きました。
『なぜそんなに早く歩けるの?』と聞いたところ、彼女から返ってきた答えは
『それは、心の目で歩いているからよ。』
彼女は心の視力で世界が見える人になっていました。そして常に周りの人に感謝しているのです。
彼女のこの返事に、いい言葉を聴いたなあ、、と心が温かくなりました。